K字決算

コロナ禍で、「K」の字のように右肩上がりの企業と、右肩下がりの企業に業績が二極化すること。

2021年3月期の決算では、ソフトバンクグループ、ソニーグループ、NTTなどが過去最高の黒字を出す一方で、緊急事態宣言の影響を受けたJR東日本、ANAホールディングス、オリエンタルランドなどが過去最大の赤字を出した。

新型コロナウイルスの影響が長期化する中でも、世界的な需要の高まりで好調な決算となった業種の代表格が半導体関連だ。通信規格「5G」の普及やテレワークの拡大を背景に、半導体が使われる通信設備などの需要が増え、半導体製造装置メーカーの設備投資が伸びる。

しかし、感染の拡大が長期間継続すると経済全体が失速するため、現在業績の良い企業の繁栄が続くとは言えない。

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SAWA KEITARO

以前、野村證社に10年以上勤務。現在はフリーで活動。企業分析や株価チャート分析を交えながら考察記事を書いています。

資格:国際テクニカルアナリスト連盟会員、日本テクニカルアナリスト連盟会員