【初心者必見】元証券マンが語る株式投資で必要な4つの勉強法

2022年1月8日

【初心者必見】元証券マンが語る株式投資で必要な4つの勉強法

【プロフィール】
さわっち(本名:澤 圭太郎)
野村證券で11年間の勤務を含め計16年間の証券営業を経験。国際テクニカルアナリストの資格も保有。退職後、本格的に株式投資を開始。その知識・経験から株式投資で必要な知識や本当に知っておくべきことをブログを通じて発信しています。既に投資をされている方や、これから投資を考えている方に少しでも有益な情報をお届けしてまいります。

運営ブログ:Classical Taste 投資・マネーなどを簡単解説しています。

資格:国際テクニカルアナリスト連盟
   検定テクニカルアナリスト (Master of Financial Technical Analysis、MFTA®)
*テクニカルアナリストでの最上位資格

はじめに

今回の記事では、株式投資をするにあたって本当に勉強すべきことをプロの視点からわかりやすく解説していきます。

これから株式投資を始めようと考えている方や、株式投資で良いパフォーマンスを出すために、どうやって勉強をしたら良いかを考えている方は多いのではないでしょうか。

  • 株式投資の簡単な勉強法を知りたい
  • 株式投資を始めるに前に、何から勉強をすればよいか分からない
  • どうしたら株式投資で利益を出せるか知りたい

株式投資の勉強を始める時は、やみくもに学習を進めるのではなく、まずは自身の学習度を確認し、何が必要なのか理解した上で行動するのが大切です。

私が考える大事な勉強法を4つご紹介します。

①金融・経済の情報取得
マーケットが動く背景を知る(全ての人向け)

②「株式の仕組み、売買方法」など実際に株式投資を行う際の基礎知識
→株式売買の方法を知る(初心者向け)

③株式投資を行う際の銘柄選択
→銘柄を知る(初級・中級向け)

④売買する際の分析手法
→売買の技術を知る(中級向け)

②は初心者向けですので、すでに投資されている方は読み飛ばして頂いて問題ありません。

では、どのように勉強していくべきかを個別に解説していきます。

①金融・経済の情報取得

株式投資を行うための基本知識の習得方法として、たとえば書籍や新聞が考えられますが、その中で、経済に特化した新聞があります。それが日本経済新聞です。

金融や経済を知るには日本経済新聞がベスト

日本経済新聞は、
「難しそう、敷居が高い」
「どこから読めばいいかわからない」
という意見も多いのではないでしょうか?

日経新聞は、年収2,000万円以上の人に読まれている割合が実に90%にも及びます。

世界経済・金融マーケットの大きな潮流から、個別企業の決算情報や為替相場・統計などの時事情報を中心に掲載されており、デジタルトランスフォーメーション(DX)、メタバース、カーボンニュートラルといった新しいテーマに関しても情報収集ができます。

これらは、マーケットの大きな流れをつかむ上で最低限必要な情報です。ベースとなる情報が欠落していると、投資で意思決定する際にマーケットに振り回される恐れがあります。

まず日本経済新聞の読み込みを毎日30分を1ヶ月継続してください。そうすれば不思議と慣れ、読むのが苦になりません。情報の幅も飛躍的に増えます。

ネットで読む日経電子版もおすすめです。

日本経済新聞の読み方を知りたい方は、小宮氏の本を一読すればOKです。

小宮一慶の「日経新聞」深読み講座 2020年版 [ 小宮 一慶 ]

朝起きたら「モーニングサテライト」でまず情報取得

ほとんどの証券マンは、朝起きたら「モーニングサテライト」を観るのが日課です。

朝5時45分開始のテレビ東京系列のこのニュースは、日本経済新聞社の協力で金融・証券市場関連の情報を多く取り上げているのが特徴です。

毎日ニューヨーク証券取引所・NASDAQから生中継で取引状況を伝えるほか、ゲストインタビューなどアメリカの経済情報も伝えられます。それらを踏まえ東京からの放送は市場予測などを中心に今後の動向を分析する構成となっています。

朝早く起きるのが慣れていない方は、最初は大変かもしれませんが、はじめはテレビをつけっぱなしで聞き流しても良いかもしれません。

これを観ることで、マーケットの動きが自然と頭に入ってきますし、専門家の生の声を聞けるのも貴重です。ぜひ投資習慣の一つとして取り入れてください。

もし時間に余裕がなあるなら、同じテレビ東京系列で「ワールドビジネスサテライト(WBS)」(月〜木22:00開始、金23:00開始)を観るのも良いでしょう。

朝放送の「モーニングサテライト」に比べ、マーケット市況よりむしろ経済のトレンドに重点が置かれた番組構成となっています。

②株式売買の基礎知識の習得

株式売買の基礎知識を習得するには、書籍から学ぶことが有効です。

書籍では、株式市場の仕組みや売買方法だなく、配当や税金、NISAなど株式投資に関する様々な情報が掲載されており、基礎から時事情報まで体系的に学習できるのが特徴です。

たとえば入門系では、「株式とは何か」といったことから丁寧に解説されている書籍が多くあります。

「どうやって注文を出せば良いの?」

「資金はいくら必要なの?」

「証券会社はどうやって選ぶの?」

株式を売買を始めてみようとすると、これらの疑問が次々にわいてきます。

そこでおすすめなのが、こちらです。

一番やさしい株の教科書 カラー版 [ 竹内弘樹 ]

株式投資の基本的な情報をまとめられており、特に証券会社の選び方から実際の売買方法まで非常にわかりやすく書かれています。

また、他の書籍ではほとんど取り上げられていませんが、売買の際に必ずチェックする板情報の見方」が解説されている点は嬉しいポイントです。

初めての方にとっては最適の一冊と言えます。

株取引をはじめようかなと思っている方に、まずお読みいただきたい1冊。株初心者アドバイザーの竹内弘樹氏の監修で、株取引に必要な知識や初心者が陥りがちな失敗の対処法をわかりやすく解説しています。賢人に学ぶ投資術も参考になります。

西東社HPより

③銘柄選択の勉強法

「どの銘柄を買ったら良いの?」

さて、証券口座を開設して売買をしようと思うとこの大きな壁にぶち当たります。

上場企業は実に3800社以上にのぼり、その中から銘柄選択をしていかなければならず、プロの証券マンでも大変な作業です。

しかし投資をする以上、何かを選ばなければなりません。

そこで手助けとなるのが、「会社四季報(東洋経済新報社)」です。

会社四季報 2022年1集・新春号 [雑誌]

四季報のおすすめポイントは以下の通りです。

  • 全銘柄をチェックできるので自分の知らない企業との出会いがあります
  • 大きな経済の流れから業種の動向、企業の変化までマクロもミクロも同時に把握できます
  • 時代の先端テクノロジーや新たな成長ビジネスに携わっている企業の発掘につながります

証券会社では四季報が発売されたら、すぐに全銘柄に目を通して有望銘柄を探すようにと言われていました。大変な作業ですが、実践している証券マンは数多くいました。

しかし、いきなり全銘柄に目を通して読み込むのは大変な作業ですよね。

それで、証券マンが四季報で有望銘柄を探すときによく使われていた方法が、下図です。

株価が上昇する可能性のある銘柄を表す、会社四季報オリジナルの「ニコちゃんマーク」「矢印マーク」です。

これをチェックすることで、それほど時間をかけずに、いち早く有望銘柄を発見することができるのです。

四季報をもっと深掘りするために

四季報には投資に有益な情報がぎっしり詰まっていますそので、れをフルに活用しない手はありません。

そこで、四季報をもっと深掘りをするために最適なガイド書籍があります。

それが、

得する株をさがせ! 会社四季報公式ガイドブック [ 会社四季報編集部 ]

本書は、四季報編集部の書下ろしによる『会社四季報』を120%活用する完全ガイドです。

会社の「数字」に強くなること間違いなし!これを読んで「会計力」「企業分析力」を鍛えましょう。

④売買する際の分析手法

銘柄を選定する際に、主にファンダメンタルズ分析テクニカル分析があります。

ファンダメンタルズ分析とは

ファンダメンタルズ分析は、業績や予想収益、資産価値などを見極め、企業の内在価値(ポテンシャル)と株価を比較して割高か割安かを分析する手法です。

わかりやすく言えば、大谷翔平選手が46本塁打、100打点、26盗塁、投手で9勝の成績をおさめましたが、

「大谷選手の年俸は実績に対して割安ですか、割高ですか?」

つまり、そういうことです。

ちなみに大谷選手の適正年俸は5840万ドル(64億8000万円)と推定されますが、実際には、来季は550万ドル(6億1000万円)と言われています。

つまり、大谷選手の年俸は割安に評価されており、もっと年俸は上がっても良いと判断されるのです。

株に置き換えると、

業績や資産からみた事業価値:100億円
株式の時価総額(株価×発行済み株式数):50億円

この場合、株価が割安に放置されているため、株価の上昇余地があると考えます。これがファンダメンタルズの基本的な考え方です。

テクニカル分析とは

一方でテクニカル分析は、過去の値動きをグラフ化したチャートを使って相場を分析・予測する手法です。

相場のエネルギーや方向性を歴史的・客観的データに基づいて評価することから、売買のタイミングを見極める手段として有効です。

デイトレーダーや外国人投資家、機関投資家は、テクニカル分析を当然の知識として身につけています。

つまり、テクニカル分析を知らずして株を売買することは、武器を持った相手に丸腰で戦いを挑むようなものです。

株式投資では超重要な勉強と言えます。必ずおさえておきましょう。

テクニカル分析といっても「トレンド系」や「オシレーター系」など様々な手法がありますが、まずは一通り学んで、その中で自分の投資スタイルにあった分析手法をいくつか組み合わせて活用していくことをおすすめします。

おすすめの書籍としては、

買い時・売り時がひと目でわかる株価チャート大全 [ 戸松 信博 ]

ポイント

  • 主要な分析手法はひと通りまとめられている
  • 「買う」「売る」のサインがわかる100パターンを解説
  • ローソク足、移動平均線、一目均衡表だけでなくストキャスティクス、RSI、MACDなども紹介
  • 見開きでまとめられており、非常に簡単でわかりやすい

この一冊を一読すればテクニカル分析の全体像がつかめるます。

より詳しく勉強したい方は、そこから一段レベルの高い書籍で知識を習得するのも良いと思います。

まとめ

①金融・経済の情報取得
→日本経済新聞購読 ➕ 小宮一慶の「日経新聞」深読み講座 2020年版 [ 小宮 一慶 ]
→モーニングサテライト視聴

②「株式の仕組み、売買方法」など実際に株式投資を行う際の基礎知識
一番やさしい株の教科書 カラー版 [ 竹内弘樹 ]

③株式投資を行う際の銘柄選択
会社四季報 2022年1集・新春号 [雑誌] で銘柄研究
*四季報を深掘りするために、得する株をさがせ! 会社四季報公式ガイドブック [ 会社四季報編集部 ]

④売買する際の分析手法
買い時・売り時がひと目でわかる株価チャート大全 [ 戸松 信博 ]

株式投資を行うにあたって、最低限に必要な知識・情報を得るための勉強法を元証券マンでテクニカルアナリストの視点でまとめました。

さらに深掘りしたい内容は多々ありますが、一旦は大きな方向性は示せたと思います。

まずは上記の①から④を実践し、習慣化させることが大事です。それを踏まえてさらに研鑽し、試行錯誤を重ねることで株式投資のパフォーマンスにつながることと考えています。

今回の記事が少しでも参考にいただけるなら幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

運営ブログ:Classical Taste 投資・マネーなどを簡単解説しています。

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