【大阪圏編】新型コロナの影響で住まいに変化!注目の物件

不動産

2021年2月24日更新

開発が進む梅田の景観の写真コロナbefore, afterで住まい選びが大きく変わりました。

近年は、東京オリンピック・パラリンピック開催による資産価値上昇を見込んで、東京都心もしくは都心近くの物件が集中して買われてきました。

大阪でも同様に、特に環状線内側のエリアなどは資産価格の上昇に歯止めがかかっていません。国際的なスポーツ大会や万博といったイベント開催のほか、IR(総合型リゾート)の誘致も行われていることから、交通網や公益施設などのインフラがより一層整えば、街が活性化され資産価値が高くなることが期待できます。

 

しかし昨年、日本だけでなく世界中で新型コロナ・パンデミックに見舞われました。そして、私たちは「新たな日常」「新たな生活様式」を求められ、住まいについても、これまでの見方を変えざるを得ない部分が浮かび上がってきました。

ここでは、コロナ禍の今、注目されている住まいのエリアについて特に大阪圏を中心に解説していきたいと思います。

コロナ禍で「新しい住まい」の模索

 

新型コロナウイルスの感染拡大によってリモートワークなどの新しい働き方ができるようになったことをきっかけに、地方移住の支援金や実際に地方移住した人の生活が大きく取り上げられ、「コロナ移住」という言葉も生まれました。

東京では、都心にあるオフィスから撤退する企業も出てきました。大手人材会社パソナが主な本社機能を兵庫県・淡路島へ移転する計画が、お茶の間で話題になったことは記憶に新しいのではないでしょうか。メディアでも、テレワークが定着すればリゾート地のようなところに住まいを構えても良いのでは、といった意見も出ていたくらいです。

そこまで極端でなくても、例えば近郊外で80㎡以上で4000万円台くらいの新築マンションを購入したいものです。通勤の制約がなくなった分、地方や郊外で暮らすことを模索し始めたり、都市と地方で2つの拠点に住居を所有する「デュアルライフ」というライフスタイルに注目が集まっています。

以前は地方移住というと、子育てや仕事がひと段落した世代が「ゆったりとした老後」を過ごすイメージがありましたが、コロナ禍を契機に、現役世代の地方移住への関心も高まっているようです。

大阪圏、地方移住の流れも

そのような中で、注目すべきは大阪圏の転入出超過数です。2020年12月だけ見ると615人の転出超過ですが、1年を通してみると、プラスマイナス近辺で上下はあるものの、トータルでは転入超となっています。東京圏の転出超が止まりませんが、一方で関西の潜在的成長力を評価して、大阪圏へのシフトを強める大手企業もみられるようになってきており、結果として大阪圏では転出は抑えられているようです。

総務省統計 2020年(令和2年)12月の人口移動の概況

 

しかし、大阪圏も転入超になっているとはいえ、昨年中頃から徐々に転出が増加している傾向にあります。内閣府からは、20・30代の若い世代ほど地方移住の関心が高くなっているとの調査報告が出されています。コロナ禍で在宅勤務が定着した結果、若い人たちを中心に地方への移住の動きが始まっているのも、流れに拍車をかけているようです。

第2回 新型コロナウイルス感染症の影響下における 生活意識・行動の変化に関する調査

 

こうした地方移住への流れが定着してくれば、いずれはマンションなどの住宅価格に影響が出てくる可能性もあります。在宅勤務の定着で、出勤時間や会社への距離を気にしない人が増え、都市の狭い物件より多少都市から離れていても広い物件を選ぶようになってくるかもしれません。

現状でも、マンションより感染症対策が取りやすい戸建ての人気が高まりつつあるため、今後はさらなる変化も想定されます。住まい選びにあたっては十分留意しておきたい点と言えるでしょう。

大阪圏で買って住みたいエリア

「2020年 LIFULL HOME’S住みたい行政区ランキング」によれば、以下のとおりとなりました。

1位  大阪市中央区
2位  兵庫県西宮市
3位  大阪府吹田市
4位  大阪市北区
5位  大阪府豊中市
6位  大阪府枚方市
7位  大阪市天王寺区
8位  兵庫県尼崎市
9位  大阪府東大阪市
10位 兵庫県明石市

大阪市中央区が前回の5位からランクアップして1位になりました。
全体としては大阪市中央区、北区、天王寺区の主要3エリアが上位を占めていますが、それ以外は大阪市の周辺エリアが人気を占めています。周辺エリアは大阪市内への通勤も1時間圏内であり、利便性より住みやすさを重視した結果と言えるでしょう。

また、2位には前回1位の西宮市がランクインしました。前回よりも支持数は増加しましたが、大阪市中央区がそれを上回る支持を集めた結果、2位となりました。支持数が増加していることから人気は極めて高いままと言えます。

3位の吹田市は、住宅街やオフィス街、繁華街などがバランスよく成り立っているエリアです。大阪市内にも乗り換えなしで行けるベッドタウンなので、一人暮らしからファミリー層にまで人気です。駅前から住宅街にもスーパーが点在しているうえ、駅前には6つもの商店街が広がっています。個人からチェーン店の飲食店も多いです。街全体に自然が多く、大きな公園もあるので、休日は子どもと一緒にピクニックを楽しめます。

5位の豊中市は、駅周辺に幼稚園・小学校・中学校が多く集まっており文教エリアとしてファミリー層に人気です。子どもが多いため、警察と地域住民が一丸となって目を光らせているので、治安が良いのが特徴です。街中も整備されていて、緑が多く綺麗な街並みが続きます。

7位の大阪市天王寺区は、再開発で都市化した賑やかな街です。駅前には大型商用施設が複数あり、若者向けの観光地になっています。人が多く集まるので駅前の治安が微妙ですが、駅から離れると治安は良いです。住宅街は、新旧の一戸建てやマンションが入り混じった街並みなので、駅前ほど華やかさはありません。天王寺動物園や天王寺公園(テンシバ)などのレジャー施設が充実しているので、子育て世帯に人気です。

また、明石市が10位、姫路市が11位に登場し、12位の神戸市東灘区よりも順位が上であることから、「買って住みたい街」ランキングでの人気が行政区レベルにも反映される結果となりました。これは少し驚きでした。神戸市より西に位置し、どちらかと言うと岡山に近づくため、これまではそれほど注目されていませんでした。こうしたことにも地方移住の流れがあらわれているのかもしれません。

 

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