【7777】スリー・ディー・マトリックス

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スリー・ディー・マトリックスってどんな会社?

アメリカ合衆国マサチューセッツ工科大学(MIT)より自己組織化ペプチド技術をもとに、外科手術用の止血材や、歯槽骨再建材などの研究開発・製造・販売事業を行っているバイオベンチャーです。

同社のコア技術である「自己組織化ペプチド技術」とは何か?

ペプチドを知ろう

ペプチドとは

同社は「自己組織化ペプチド技術」がコア技術ですが、その元となるペプチドとは何でしょうか?

ペプチドとは、アミノ酸とアミノ酸が結合して、一本の鎖状につながった集合体の呼び名です。アミノ酸が数個から数十個つながり、つながるアミノ酸の種類と数によって、それぞれに機能性が生まれます。

そして数百~数千がつながると、たんぱく質となり、筋肉や内臓、骨といった組織を構成するようになります。

つまり、ペプチドはたんぱく質とアミノ酸の中間的な存在であるといえます。

ペプチドの種類

天然由来のペプチドには、大きく分けて動物由来と植物由来があります。

動物由来の原料・・・ホエイ(乳清)、魚肉、ミルク、イワシなど
植物由来の原料・・・海苔、大豆などが

動物由来のペプチドは植物由来のペプチドに比べアミノ酸のバランスが良く、私たちヒトのアミノ酸バランスとも組成が近いので、効率よく体づくりに再合成することができるメリットがあります。

ペプチドの主な特徴

 ・ペプチドはアミノ酸のつながりが少なく、「栄養吸収性がよい」

 ・動物性たんぱく質由来のペプチドは、アミノ酸のバランスが良く、「利用効率がよい」

 ・ペプチドはアミノ酸の並び方により、「健康機能性を有する」

PuraMatrix™ 自己組織化の仕組みとは

自己組織化ペプチドとは

自己組織化ペプチドとは、米MITのShuguang Zhang教授が発明した人工ペプチドで、アルギニン、アラニンなど16個のアミノ酸から構成されています。

酸性溶液中では液体ですが、中性または塩基性の溶液中では自己組織化して集合し、nmサイズ幅の繊維が網目状になった構造を作り、内部に水分子を保持してゲル化(自己組織化)します。

第一世代の自己組織化ペプチドは、PuraMatrix™として製品化されており、生体内に存在するアミノ酸のみから構成されています。

ある条件下で、天然の細胞外マトリックス(ECM)に似た微細構造(ナノファイバー)を構築します。主軸の外科用吸収性局所止血材「PuraStat」は生物由来の材料を含まず、ウイルス感染等のリスクがないのが強みです。歯槽骨再建材なども研究開発が行なわれています。

自己組織化ペプチドは、両親媒性のペプチドで構成されており、pHの変化または、溶液中の無機塩に反応することで、ナノファイバーを形成し、マクロには、ゲル化(自己組織化)が起こります。自己組織化したペプチドハイドロゲルでは、アミノ酸の疎水結合と相補的な電荷の分布によって形成されるナノファイバーによって3次元構造が維持されています。

 

主なニュース

2021年9月27日  日本消化器内視鏡学会からの吸収性局所止血材「ピュアスタット」の適正使用指針の公表
2021年9月24日  核酸製剤「TDM-812」を用いた医師主導治験の治験中止届提出のお知らせ 
2021年9月14日  営業外費用及び特別損失の計上に関するお知らせ
2021年9月7日  「体外診断用医薬品製造販売業許可」取得のお知らせ 

同社は、アンジェス株式会社などとワクチン開発グループの一員として抗体検査キットを関係施設に提供しています。また、COVID-19向けワクチンの投与前後における抗体検査用研究試薬としての開発も行なっています。

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